ライブに行ったら担当がいなかった話・続

あまりに長くなってしまったので分けました。


MCの後、ユニット曲が始まった。ユニットなあ…
渇いた花とBJはまあいい通常営業や。BJよかった。初めて聴いた時からどストライクで、正直この曲を見たくて帰れなかったところがある。WSで見た時あんなぎらぎらじゃなくて黒スーツでキメてビーストみたいに踊ればいいのにと思ってたけどあの演出大いにありだった。グラサンがまたよかった。モニターのイラストも可愛かった。
my store。バンドの辺りからこれも見れへんのやなあって覚悟はしてたけどスモーク焚きながら出てきたシルエットは三人で代打誰…って思った。渋谷さんだった。確実オーバーワークで負担だろうになんとか盛り上げようとしてくれてるのはすごく伝わったけど、こんな明るい曲生で見てて笑えないのは初めてだった。勿論三人とも何も悪くない。何回も入ってる人はこれを見て特別バージョンが見られたって喜んでるんだろうなって正直ちょっと僻みました。ごめんなさい。
KING。キングはやっぱりかっこよかった。冒頭からランドセルのおじさん達が乱入してる時点でイレギュラー感満載だったから、一瞬彼がいないことを忘れた。

でもその後のWASABIがつらかったなあ。直前の映像には普通にいるからなあ。錦戸大倉の大サビすごく聴きたかった楽しみだった。下ハモ大事と思った。囲んでヘドバンのところなんか人数少なく見えたなあ。
ダンスも見たかった。ロックなんですね。彼は去年のエアギターから成長してたんだろうか。

しかし間間の記憶が飛んでるなあ。何年ぶりかに一切メモを取らずにライブを見た。

high spirits〜勝手に仕上がれでああいないんだなということを再び実感する。CDでいつも聴こえてるドラムの見せ場や聴こえる音がない。勝手に仕上がれは叩いてるところずっと見たくて一曲ロックオンするつもりで行ったからどう過ごしていいか迷った。DVD化の際には必ずマルチアングルで収録してほしい。この曲で少しだけノッた。ノらないと一生懸命やってる6人に失礼かなと思った。いやでも既にBJはちょっとノッたな。ペンライトめっちゃ揃うやんと思いながら引きで見ていた。ついでにアリーナでどんな格好の人が目立っているのか観察していた。着ぐるみって意外と目立たないです。基本髪って皆黒だから、スタンドから見ると蛍光のニット帽は目についた。人数が多ければ多いほど目立つ傾向。これは発見。

そして渋谷さんの挨拶だった。渋谷さんが泣いて他メンバーの涙腺も緩んでいて、周りのかなりの人も担当とか関係なく泣いてた。
ただ自分はこのとき涙は出なかった。なんだかあちら側から泣いて謝られている感じがして受け入れざるを得ない感じだった。またこの時は心境が少し変わっていたのもある。MCで昨日あいつ終わった後もめっちゃ食うてたよなとメンバーが話していた辺りで、彼に対しての気持ちが
なんでいないの悲しい、からもうちょっと自分で体調管理できなかったのか…になり、この時はメンバー泣かすなよ、とわりと冷静に見ていた。

からの侍唄。彼のための曲みたいになってた。遅ればせながらここで気づいたけど、この公演中錦戸が今まで自分が入った公演や歌番組で聴いた中で一番声張って歌っていた。どの曲でも。それにびっくりした。近くの人が悲しい曲になっちゃったねって言ってたけどこれはもともと悲しい歌ではないのか。正直にいうとこれを聴くのが三回目くらいであったためメロディーラインくらいしか知らない。

ここで元気が出るSONGな。誰やったっけ大倉に捧げる歌とか言い出したの…大倉のパートは皆さんが歌って、皆が大倉ですって言葉にはちょっと引っかかってしまったけど。こっちはあなた達が歌う歌を聴きに来てるんだよファンに歌え言われてもやし聴けるものと思って来てるから歌詞もリズムもそんなちゃんとわからんわ!!!と思ったけどこれは病床の彼に訴えないとどうにもならない案件で、もうなんかやるせなくなった。このソロパートがそもそも長いからヲタクが歌うところもやたら長くなるし埋め切れてないしメンバーヘルプに入るし(音低い)。ここって皆リレーして歌ってきて一番最後のソロパートで、最後の最後で今ここにいないんだということを痛いほど感じさせられた気がして、申し訳ないけど今でも思い出して吐きそうになる。この光景一番と言っていいほど鮮明に覚えている。無理だった。
終始うちわ囲んで歌ってたけど錦戸が自分のソロでうちわに向かって拝み始めたくらいから、大倉死んだみたい…とか追悼ライブのようってちょっと不謹慎な言葉に不覚にも確かになって思ってしまった。きっと自分が一度も完成形を見られなかったからだと思う。そして最後錦戸がなんとも言えない面持ちでお大事にって替え歌した時は、渋谷さんや村上くんが言ったように、もう本当に力なくだけど笑うしかなかった。自分が馬鹿みたいで間抜けだなって思って、全然面白いことなんかないのに笑いが込み上げた。

最後にアンコール否々問題があったけど、正直やらない必要はあったのかなと思います。自分は彼のいないアンコールは見たいと思わないけど、他6人の担当の人はきっと自担を一秒でも長く見ていたかったのではなかろうかと勝手に思う。
でもこの場面、6人ではできないですすいませんって言った後端の二人がそれこそ不祥事を起こしたレベルで何秒か頭を下げてて、あれは誰やと思って双眼鏡を覗いたら村上くんと安田だった。それを見てなんか納得した。

終わってみるとこの出来事はあくまで危機を切り抜けただけであって、本人達も言ってたけどピンチをチャンスに変えただけであって。だからそれを絆とかメンバー愛とかに結びつけて美談にはしないでほしい。大倉担の総意じゃないのかと勝手に思っているのですが…

ライブが終了した日の夜はセンター試験の前日よりも眠れなかった。そのくせ馬鹿みたいに早朝から目が覚めた。あまりに早くて学校の用意するまでも余裕で1時間はあったから、終演後の同担のツイート見て涙腺またおかしくなってた。一泣きしてから学校に行って、話聞いてもらいながらまた泣いて。水分足りてない。

今でも信じられない。悪い夢見たのかなって思ってる。今回あまりにステージ真正面だったために銀テの発射口が綺麗に左右向いてて見事に何も飛んでこなかったんですけど、今ではそれで心からよかったなあと思っている。もし物を持って帰って来てたらあの光景は、あの公演は実在したものなんだと実感してしまうから。
アルバムも当分聴けない。だってアルバムには彼の声が入っている。自分はこれ聴けなかったんだって劣等感を感じるだけである。壮大なコントの巻き込み事故に遭ったとでも思っておけばいいのだろうか。

もし一本遅い電車に乗ってて、あの冒頭の本人達からのお知らせを直接聞くことができていなかったらと考えると恐ろしいです。着いたら開演してて、でも彼はいない、だったら絶対に帰ってる。

2次試験に気持ちを切り替えないといけないのに本当ずっともやもやもやもやしてるしこんな長文を打ってる自分がいるもうここに書ききったら終わりにする絶対。今回の件って誰も悪くないし(強いて言えば当人の体調管理)6人は彼のファンに気を遣いながら最後まで頑張ってくれたの伝わったし、あの状況であれ以上何ができたかってもう何もないと思う。でも自分が見た光景は、皆が皆なんとか穴埋めようと焦っててトチるしテンパってるしなんかぎこちなくて完成形には程遠かった。それを見るのがしんどかった。一度でいいから完全形が見たかったな、って思ったり…もう叶わないけど。そしてもし仮に病欠が他のメンバーで担当がいたとしても絶対不完全燃焼な感じは残っていただろうなと思う。

ひとまず病を治してください。そしてテレビでもラジオでもいいから本人の口から一言ほしい。できれば早い目に。そこまで聞いたら自分の中でなんとかツアーが完結できる。気がする。そして彼が復帰しての7人の番組か何かを見ることができたら、誰にぶつけることもできないこの行き場のない気持ちは晴れるのだろうか。わからない。この気持ちをどう処理すればいいのか。
このままいくとどさくさ紛れにラジオにすらメールしそう本人の目には触れなくていい多分送っただけで満足するのでその後はスタッフさんがお好きなようにしてください…



とにかく今はお大事に。