社会人一年目の覚書(ジャニオタ)

昨年4月から社会人*1として働き始めてもうすぐ一年が経つ。今のところ、大きな挫折はなく続けられている。この記事を2月から少しずつ書き始めた結果、5000字近くに膨れ上がりました…

 

こういうことを心がけて仕事していたら、こういう風によい結果が出ました!と結果もセットで書こうとしてたけど、そんなのなくていいのでは?一年間社会人やれたことだけで十分やない?と思ったのでそういうことにします。この4月にあった、新規採用者と先輩職員との座談会に先輩側でオファーをもらい呼んでいただけたので、なんとかよかったのかなと思えてはいる。

ちなみに 当方はHSP気質です。平たくいうと、ひとつ言葉や行動をする前に頭の中で5も10も考えてしまうタイプの人間…普通の人は働くときにこんなにいろんなこと考えてないんかもしれん

 

 

心がけたこと

初級

初日からできることたち

・こまめにお礼を言う

お礼大切。他、「お忙しいところすみません」「助かります」はパワーワード。前者は話しかけるときのクッション言葉、後者は何か教えてもらったり何かお願いするときややってもらったときなど 言われて嫌な気しないので

 

・視野を広く

少し遠くから呼ばれてたりとかお客さんが来てたりとか、歩いてるとき管理職の人より先に行きそうになったりとか…(道を譲る)とかあるので 程よく没頭しすぎないように注意する

 

・雑用はやる

コピー用紙を足すとか担当の人が忙しそうだから雑務をやるとか…下っ端新人なので 余裕がなくてなかなかできないことも多々

 

・今いい?と聞かれたら手を止める

先輩がやってる仕事と自分がやってる仕事、大変さも忙しさも先輩の方が上。お客さんの対応中とか他の急用とかよっぽどがない限り、今いい?大丈夫?と言われたらはい!と言う

 

・複数人に相談

受けた電話でどう案内したらいいかわからない時に使う 折り返しますと言って一度切って、歴の長い(いろいろ知ってそう)な人に聞く 隣の席の先輩含めていろいろ教えてくれる。

 

・先輩や上司に従う

ひとまずこれ 最終的にこれ それぞれ考え方とか進め方違うから、最終的に自分の直属の上司の言うことが一番強いのだと思うけど アドバイスや注意もらったら受け入れて直そうとする素直さ大事だと思う

 

・確認する側が見やすいような配慮を

番号順に並べる、日付順に並べる、向きを揃える、印を押してほしいところにふせんをつける、等… 確認してもらう側も確認する側もどちらも経験させてもらって実感した。少しの配慮で見やすさが全然違う。

 

 

中級

ある程度業務に慣れてきてからの話

・電話に出る

バイトで受電入電ずっとしていて、そんなに苦じゃなかったので 最初は特に褒めてもらうことが多かったので、電話慣れてたら‪ ‬おっ、て思ってもらえるのかもしれない

出たら「お世話になります」と言う、そうすればなんとかなるのでとりあえず出る。4月とか5月のうちは新人さんか〜で多少は許してもらえるかな、月日が経ったらどんどん間違いづらくなるしな…と内心思っていた 無知のふりしていろいろ聞けるのも最初のうち。

電話でいうと 話してたり取り込み中の人のそばの電話鳴ってたらピックアップ 今は目が合ったりとか仕草とかで出てくれということやな、出ますと察するときもある…

 

・何か聞くときは3ステップ

新卒一年目なんて職場では赤ちゃんみたいなものだと思った、自分で わからないものはわからないので、聞くしかないのである。聞かれた方が教えやすい・答えやすいよう自分なりに考えて、大体何にでも使えるテンプレート的な聞き方がなんとなくつかめた気がしたので、以下に書き残します。

1段階目・全く何もわからない状態(どこを調べたら良いかもわからない)

これってどうしたらいいですか?と聞く→メモ

2段階目・前段で教えてもらったことがもう一回起きたとき(重要度にもよる メモ見ながらひとりで全部できるなら聞かなくても良いし、メモ見ながらやろうとしたけどメモりきれてなくて止まったときも聞いちゃう)

〇〇なんですけどこうしてこうしてこうであってますか?とかここまではできたんですけどここからがわからなくて、とか

3段階目・同じことが起こったとき(3回目)

特に疑問点がなければ自力で進める、新たにわからないことが出てきたら聞く。

 

・相談する人を選ぶ

選り好みという訳ではなく、適材適所 近くの聞きやすい人に聞いたらその人の担当業務外で、この人に聞いたらいいんじゃないかと教えてもらって結局二度手間になってしまったことがあるので、、本当にわからなかったらそうするしかないのだけど、こういう関係の話って誰に聞いたらいいかなあっていったん自分で考えてみる…

 

・そっと助ける

当番の人がやる仕事だけどその人が忙しそうだったらやる、問い合わせとかでメモしてることだったら差し出したり、調べてこんなのありましたよ、って言ってみたり(自分で答えにたどり着く前に解決してることもままあるので、そのときは会話に聞き耳立ててへえそうなんやってやってる)そっとお伝えして喜ばれたのはパソコンのちょっとしたライフハック 偉そうにならないこと、見返りを求めないことに気をつける。

 

・様子伺って声かける

上司が自分が頼みたいことと似たような業務をしようとしているところで声をかけると、ちょうど今からしようと思ってたところだった〜!と喜ばれた(?)ことが数回あったので 聞きたいことあっても、取り込み中だったらちょっと待つ…とりあえず電卓叩いてる人には声かけるの待つ、今話しかけていいですか?と言う、話しかけた後で気付いたら相手の手が止まってから喋りだす…

 

・過去を参考に

もはや丸ぱくりでもいい。前例があるものは、前回はどうしていたか、去年はどうしていたか、が一番参考になる、何事も。これは公務員だからっていうのもあるかもしれないけど…*2見慣れないものや迷うことがあればまず過去のデータを探す。データ見つかればそれを見てから聞く(前回/昨年はこんな感じだったんですけど、このような感じで進めていいですか?/どうしたら良いですか?)←これを聞く回数をだんだん減らすことを目標に 見つからなかったりデータがないものに関しては、これまでってどうしてましたか?と聞いてみる 良いか悪いかは置いといて、変に歯向かわずに従来のやり方に沿う意思を示す…郷に入りては郷に従え、が実際一番波風立たず無難だと思う

 

・間違いに気付いてもらいやすいように

誰かにチェックしてもらってから物事を進めることが大部分だと思うけど、最後の最後、提出するまでに誰かに間違いに気付いてもらえるように工夫をする。例えば決裁を得るときも、参考に昨年度の回答を添付する。(去年はこう答えたけど今年はこの回答で合っているか?去年通りなら確認する側もああそうなんだな〜と思うだろうし、去年と違ったら〇〇は今年回答にいらないの?と聞いてくることになるであろう それを先回りして担当者に確認をしておく)目上の人にメールを送るとき、今からメールを送るんですけど文章に失礼がないか目を通してもらえませんか?とお願いする。(完璧に作り上げてから 文章作りを丸投げはしない)何をするにも周りの先輩に確認してから進めるのが吉…という感じ

 

・変化に気付いたら言葉にする

特に女の先輩 髪型かわいいですねとか髪切りました?とかめがね変えました?とか 自分が言われて嬉しいなと思うことは言う 前髪だけでも切ったの気付いてもらったらなんか嬉しいので

 

 

その他

・人の好き嫌いを作らない(無になる)

人に対してあんまり何か感情を抱かないのが吉と思ってる。プラスの感情はもつけど、マイナスの感情は持たない 一番下で0 なんでもうちょっとこうしてくれないのかなあと思っても、それは結局自分が勝手に相手に対して抱いてる期待のハードルみたいなものだから それを超えなかったときにもやったりいらいらしたりする。(その人の仕事がどうしても自分の進捗に影響を及ぼしそうになってきたらめちゃめちゃ申し訳ないです感を出しながら聞く)その感情の起伏が疲れるので、基本的に無 

あとこの人苦手だなと思うと顔に出ちゃうタイプなので苦手な人を作らない、この人にもどこか良いところがあるのだと思い込む 話したことあるない全く関係なしに同じ建物内で働く人9割5分はいい人と思うことにしている、今のところ継続中 

 

 

学生時代に経験してよかったこと

・何かを継続する経験

具体的にいうと、大学生時代同じところで3年半バイトをしていたこと。最初は苦手だったりできれば避けたいなぁと思っていた仕事も、3年経てば慣れてそんなに嫌と思わなくなるということを身をもって体験したので、今同じような状況になってもそういうものだと割り切れる 石の上にも三年はわりと真理だと思う

 

 

先輩にしてもらって嬉しかったこと

・次はお休みいつ取るの?ってちょくちょく聞いてくれる

お休みいただきたいです、と言い出しやすかった。(先輩自身も適度にお休みを取っていることが前提である)

・困ってるときに大丈夫?と声をかけてくれる

もしかしたら目で訴えてたのかもしれないけど、どうしよう、となってるところを察知してもらえたら嬉しい。プラスアルファの話 自分も他のフロアから来て迷われてる方には声をかけるようにしている…

・ちょっとした飲み物とかお菓子とか、おごってもらったりいただいたり

単純にありがたい。甘えさせてもらっている

 

 

入社(入庁)までにしておくとよいこと(おすすめ)

・よく使うものを揃える

これは結構そう。職場で使う頻度が高いものは新調しておくと良いと思う。実際に新しく買ってよかったなと思うのは水筒、通勤カバン、雨傘。次点でお弁当箱。

 

・仕事用スケジュール帳を作っておく

outlookも使うけど、周りの先輩も基本は紙のスケジュール帳だった。個人的にはプライベート用とは分ける方が良いかな?と思ったので準備しておくことをおすすめ 仕事的に人目に触れる機会はあまりないので、好きなデザインを使っている。(ちなみに水森亜土のマンスリー型)主な目的はいろいろな締め切りを把握するため…

 

・よく効く音楽を持っておく

これ大事。仕事行くときに、仕事帰りに、聴いてとにかく自分を肯定する。今は専ら、ジャニーズWEST/ホメチギリスト、ジャニーズWEST/おい仕事ッ!の2本立て。ジャニーズWEST、働くオタクに優しい。

 

・家計簿をつける習慣

入社までじゃなくて社会人になってからでも全然遅くないけど、学生時代のお金の入り方と違う分、出入りを把握するのは大切だと思う このご時世、職があり、収入があるのはありがたいこと

 

 

思ったこと

・意外と見られている

これは良い意味で 新人、自分で思ってるより周囲に気にかけてもらってるなあと

 

・信用・信頼には時間がかかる

1年目だから明らかに知識不足というのはあるけど…一緒に仕事をしてある程度月日が経ってきて、ちょっと信じてもらえるようになったら先輩や上司に1から10まで確認してもらうことが少しずつ減ってくると思うんよなあ

 

 

余談・活きたジャニオタスキル

・敬語

SNS等を通してはじめましての人とのチケット取引を何度も行っていたので、メールを送るとき役に立ちました。おかげさまで敬語に困ったことはない。

 

・話を聞き取りながらメモを取る

これはメモ帳とペン片手に現場に入っていたからです。MCやら挨拶やら書き取ったメモを頼りに文字起こしする作業が良い練習になっていたらしい。本人たち見たいからノールックで書くやん?喋ってる人からそこまで目を離さずに書けるのでさらによかった。新規採用者研修で電話聞き取りの練習したときに、何このやり覚えのある感覚は?と思ったら現場で必死こいてメモしてるときのあれだわ、となった

 

 

最後に

・出勤するだけでえらい

最終的にこれに尽きる、休まずに出勤するのすごい。体調不良でお休みもらうのは抜きにして、毎日出勤するだけでまじでえらい。と自分を褒めながら生きてる。ほんとうにけっこう大事だと思う

 

・どうしても無理なときは休む

職種的にできない人もいると思うけど…心がどうしても限界で、悲鳴上げてるときはお休みもらう。って心に決めてるだけでも気持ち楽になります。有給取るのも権利で、与えてもらったおやすみなので使う分には何の問題もなくない?ゆとりって思われてもいいと本当に無理なときは半ば自暴自棄で自分にやさしくなる 心の健康大事

 

 

 

一年経ってようやっと慣れてきました。6月くらいから慣れてきた?って聞かれるようになって、まだまだ緊張するんだけどなと全然しっくりこないまま、はい、少しずつ慣れてきましたと答えてたけど、今聞かれたら心から慣れましたと言える。と思う。

やっと、仕事以外の雑談もあまり気負わずにできるようになった。最初の頃は仕事以外の話振られたとき汗かいてた、緊張しすぎて。何気ない会話の後ひとり反省会めちゃくちゃしてしまう質で…

本当に慣れたと感じだしたの、年明けくらいかなあ もう間もなく人事異動の時期やけどね…

 

 

 

ただただ、こんなにいろいろ考えながら仕事してる自分えらい?!?!と思うだけのために書いた 誰の役にも立たない記事だと思うけど、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございます。

地方公務員1年目の感想、残業はある、休みは取れる、周りに仕事命!みたいな人がいないので気持ち的に楽。総じて職場内環境はよかった。*3なおオタクであることについてはほぼ明かしてない。よく話す先輩2〜3人に話の流れで関ジャニ好きなんです、とカミングアウトして、誰が好きなの?大倉くんです、とやり取りしたぐらい。

正直なところ、大きな飲み会がなくて助かってます。2年目も無理しすぎずにがんばる

*1:地方公務員

*2:前例踏襲

*3:公務員、人事異動が激しいので次年度からまた雰囲気ががらっと変わると思う。だから過去形