℃-ute ラストオフィシャルブック発売に寄せて

℃-uteちゃんの記事を連投してすみません。ラストオフィシャルブック、購入して読ませてもらいました。想像の何倍も内容が濃すぎて、自分の中で受け止めるのに時間がかかって、冒頭のソロインタビューを読み終わったところで本を閉じた今です。既に泣きました。

 

インタビューでは、あまりに赤裸々で、あまりに正直に、それぞれが℃-uteとして活動してきた15年間を振り返っています。五人とも言葉は違えど、

「SHOCK!」リリース時のグループの状況がいかに危機的だったか、

初武道館の後に燃え尽き症候群になってしまったこと、

燃え尽きてしまった後、自然な流れで横浜アリーナを目標にしたこと、

そして五人の中で、この公演がこれからのことを考えるきっかけになったこと。について話していたように感じます。

 

横浜アリーナという大きな目標が叶ったことが解散を考えるきっかけになったのなら、その夢が叶うのはもう少し遅くても良かったんじゃないかなって思ってしまうわがままなファンでごめんね。

 

わたしは、舞美ちゃんが横アリ公演の挨拶で言ってくれた「℃-uteはまだまだ、走り続けるので!」って言葉が、嘘とまでは言い切れないけど比較的に早い状況で現実ではなくなってしまったことがどこか胸の中でもやもやしていて。

でも、舞美ちゃんのインタビューを読んで 何故あのタイミングでファンに向けてそう言ってくれたのか、がなんとなくわかった気がして、もやもやが少し晴れました。

 

おそらく初めに解散の話題が出たのであろう話し合いの時の様子も、舞美ちゃんが詳しく話してくれています。

 

特に胸に刺さったのが舞ちゃんのインタビュー。変声期のことがものすごくリアルに、ダイレクトな言葉で綴られています。歌いたいのに歌えない、思うように声が出てくれない、葛藤する心の中を全部文字にしてくれた、ような感じ。

アイドルのインタビューで、

歌えない私にセンターは無理。(センターになる)夢を諦めて、支えようと思いました。

という趣旨の言葉が書かれていたことに、衝撃というのか、ショックというか、非常に複雑な気持ちになりました。この文章何度見てもつらい。

 

五人とも、終始決して明るくはない重たい話を語っていて。Berryz工房℃-uteちゃんは本当に対照的なグループだったのではないかと改めて感じました。

わたしはBerryzのことをそこまで詳しく知っている訳ではないのであくまでもイメージですが、

いつも笑顔でポジティブ、比較的楽観的思考のメンバーが多いBerryz工房と、

涙脆くて、どちらかというとネガティブに捉えてしまうことが多くて、謙虚な℃-ute

ほんと太陽と月みたい、綺麗な正反対。

なんとなくこのインタビューからもそんな色が読み取れました。

 

解散が発表されてから、所詮ファンはファン。メンバーが決めたことを覆すことは基本的に出来ないし、受け入れる努力をするしかないと言い聞かせていました。でもやっぱり、わかっていたけど誰かに言われてとか、誰か一人がとか、そういった原因で解散するのではないことがしっかりわかるインタビューです。腑に落ちる、納得する、そんな気持ちになりました。

  

少々重ための思うところをつらつらと書いてきましたが、写真は全部ものすごく美しくてかわいくてまさに見てるだけで目の保養。作り手の愛も感じる、重たいだけじゃない素敵な一冊です。

でも、これでもかってくらい泣かせにきてます。

 

また比べてしまうけど、スーパーアイドルサイボーグ嗣永桃子さん(褒めてる)を擁するBerryz工房ですら涙を堪え切れないラストだったのに、ただでさえほとんど全員が涙脆い℃-uteちゃんはSSAでどうなってしまうんだろう、そしてそれを見た自分はどれだけ泣くんだろうと今から怖いです。勿論℃-uteちゃんはプロだから、いつもの圧巻のパフォーマンスをしてくれると思うんだけど。問題は自分。

 

少しでも℃-uteいいなって興味を持って頂けた方がいたら、ぜひ手に取ってほしい一冊だと感じました。税込2000円で144ページ、ボリュームたっぷりの活字と綺麗な画質のカラー写真、ページはすべて良質な紙でできてます。決して高くはない、ファンへの愛と感謝いっぱいの中身です。ぜひ。

 

 

 

℃-ute ラストオフィシャルブック

℃-ute ラストオフィシャルブック

 

 

 

 何度も何度も書き直して上げるか迷った記事です。ボキャブラリーが少なくて、うまく伝わっているか不安です。気分を悪くされた方がいたらごめんなさい。おセンチが止まらない今日この頃。